トイレピクト
トイレの入り口を示す通称「トイレピクト」。
時々ちょっと変わった「トイレピクト」をみかけることがあるかと思います。
冒頭の画像はとあるカフェの「トイレピクト」。
首を傾げたコーヒー豆のキャラクターが
トイレの入り口であることを可愛げに示しています。
このような街で見かけた少し変わったトイレピクトを、いくつかご紹介したいと思います。
その前に基本的を。
左がJIS規格、右はAIGAというアメリカの規格のトイレピクト。
いわゆる王道にあたります。
判りやすさとデザイン性において、この2つに敵うトイレピクトはありません。
ということで本題へ。
上2つは、どちらも著名な建築家の手がけた建物でみつけたものです。
シンプルで完成度の高いトイレピクトが新たに考え直されています。
言い換えるなら王道に正面から立ち向かったトイレピクトともいえるかと思います。
これも建築家の設計した建物でみつけたもの。極限まで抽象化された図柄です。
一般的な建物の事例もご紹介。
AIGAトイレピクトにフォーマルな服を着せています。
フォーマルというよりキッチュ(あえて安っぽさを取り入れた美意識のこと)な感じです。
人の形ではなく、帽子で男女の違いを表したパターン。
絵柄を用いたパターン。施設のイメージに合わせて描かれています。
こちらはベトナム料理店でみかけたトイレピクト。
象形文字っぽさが店の雰囲気とマッチしていました。
結婚式場はオシャレなトイレピクトだったりする場合が多いです。
海外の事例。手書き風にセンスを感じます。
こちらも海外の事例。ユースホステルのトイレ。
とりあえずこんなところで。
いずれまたご紹介したいと思います。
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せっかくなので、最後に自分が手掛けたモノも少しご紹介。
基本的には、シンプルなデザインを心掛けています。
長い廊下に面してトイレ、給湯室、喫煙室の位置が一目でわかるサイン計画としました。
こちらはバリアフリー型トイレ。
モノクロのトイレピクトをタテに並べました。
こちらは、幼児専用便所であることを、トイレピクトのみで示しています。