KUMa認定こども園<大阪府豊中市>

設計概要

待機児童の改善を目的とした認定こども園の計画。

敷地は車通りが多く目立つところにあり、特に園児の安全に配慮した建物が求められた。

本設計では採用いただいた設計コンペ案を一度白紙にし、

複数の保育関係者からのヒアリングを積み重ねながら計画を練っていった。

 

車道に面する北側は水遊びや泥遊びもできる奥行きのあるテラス。

雨の日でも園児たちが遊べる広い半屋外空間により、保育の質を高めている。

保育室は間仕切りのない横長のワンルーム。

季節に応じて家具で自由に間取り変更のできるフレキシブルな空間とした。

天井はデッキスラブ表しとし、開放的な天高とした。

屋上は天然芝の広場とし、園児たちが走り回れるスペースとした。

構造は125角のH鋼及び75角の角柱と、断面の小さい柱を採用した。

一般的な重量鉄骨造では出てきてしまう柱型が室内に出ない建物とすることで、

園児たちへの死角ができない計画とした。

また、調乳コーナーやトイレからも常に保育室が見えるよう工夫している。

 

設計打ち合わせや現場監理にあたり、毎週関東から大阪に通うことになった。

関東との文化の違いを感じながらも、ディテール検討の打合せまで行うことができ、

自身の糧となる経験も沢山できた。

また、当時は今よりさらに格安だった夜行バスとカプセルホテルにはかなり助けられた。

計画概要

正式名称 バンビーニくまのだ

用  途 保育所(認定こども園)

構造規模 鉄骨造3F建 摩擦杭

敷地面積 267.3

道  路 北側12m 西側5.7m

延床面積 464.1㎡(1F 154.7 2F 151.1 3F 143.1 RF 15.3㎡)

建築面積 159.9

最高高さ 9.63m

用途地域 第2種中高層専用地域

設計監理 HANAKENCHIKU 花田茂

共同設計 藤田大海建築設計事務所 藤田大海

構造設計 鈴木啓/ASA 担当:秋田宏喜

施  工 株)紙谷工務店

設計期間 2017.7-2017.11

工事期間 2013.7-2014.2

撮  影 畑拓